HRB - HiPeC Reseachers Blog
ヒロシマ大学発:平和構築連携融合事業の推進をめぐる事務局メンバーの日常
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第29回ハイペック学内研究会が5月19日に開催されました。
「パキスタン及びアフガニスタンにおける平和への展望」
【日時】2012年5月19日(金)10:00 - 12:00
【場所】広島大学国際協力研究科 1階小会議室(東広島キャンパス)
【報告】シャヒド アハマド ハシュマット(パキスタン軍将軍)
(1) 「カシミール問題解決」の重要性とその南アジア地域の平和・安定・発展に与える影響
(2) アフガニスタンにおける平和への展望とその周辺地域の平和への意義
【司会】上杉 勇司(広島大学大学院国際協力研究科 准教授)
【概要】
最初の報告-「カシミール問題解決」の重要性とその南アジア地域の平和・安定・発展に与える影響-では、現在も継続しているカシミールの帰属をめぐる紛争について、紛争に至った経緯と、それによって無視されたカシミールの人々の意思に沿って帰属を決定し紛争を解決する必要性が、ハシュマット氏によって示された。報告の中で、ハシュマット氏は、カシミールがインド独立を前に、帰属の決定を保留する意思をUNに送っていたにもかかわらず、インドがその主張を拒否し、強引に帰属が決定され、それに対してパキスタンが軍事介入を行い、紛争へと発展した経緯について説明があった。そして、インド・パキスタン間の核競争へと導いたこの紛争は、人々の意思に沿って帰属を決めるために、国民投票、またはインド・パキスタンの影響を排除しUNのコントロールの下での決定、あるいはインド・パキスタンからの独立、などのオプションが提示された。
次の報告-アフガニスタンにおける平和への展望とその周辺地域の平和への意義-では、アフガニスタンの地勢的位置づけと多民族社会である特長から紛争が継続し、現地の人々による解決の必要性が、ハシュマット氏によって報告された。ハシュマット氏によると、6か国と国境を接し、天然資源を運ぶ経路として、中央アジア・南アジア・西アジアが交差するアフガニスタンは、理想的な安定はないという。そして、紛争解決のためには、アメリカを含め近隣諸国が干渉をやめ、現地による最小のアジェンダによる紛争解決が必要であると述べた。
質疑応答では、ハシュマット氏の報告に対し、参加者から、冷戦下でのアメリカ‐パキスタン間の軍事戦略のカシミール問題へ影響、SAARCの南アジアへの影響の有無、中国を含めた全体的な視点の必要性、地域の多様性を抱えるカシミールの代表者の問題、など多くの質問が出され、自由闊達な議論が行われた。
【参加人数】20名
「パキスタン及びアフガニスタンにおける平和への展望」
【日時】2012年5月19日(金)10:00 - 12:00
【場所】広島大学国際協力研究科 1階小会議室(東広島キャンパス)
【報告】シャヒド アハマド ハシュマット(パキスタン軍将軍)
(1) 「カシミール問題解決」の重要性とその南アジア地域の平和・安定・発展に与える影響
(2) アフガニスタンにおける平和への展望とその周辺地域の平和への意義
【司会】上杉 勇司(広島大学大学院国際協力研究科 准教授)
【概要】
最初の報告-「カシミール問題解決」の重要性とその南アジア地域の平和・安定・発展に与える影響-では、現在も継続しているカシミールの帰属をめぐる紛争について、紛争に至った経緯と、それによって無視されたカシミールの人々の意思に沿って帰属を決定し紛争を解決する必要性が、ハシュマット氏によって示された。報告の中で、ハシュマット氏は、カシミールがインド独立を前に、帰属の決定を保留する意思をUNに送っていたにもかかわらず、インドがその主張を拒否し、強引に帰属が決定され、それに対してパキスタンが軍事介入を行い、紛争へと発展した経緯について説明があった。そして、インド・パキスタン間の核競争へと導いたこの紛争は、人々の意思に沿って帰属を決めるために、国民投票、またはインド・パキスタンの影響を排除しUNのコントロールの下での決定、あるいはインド・パキスタンからの独立、などのオプションが提示された。
次の報告-アフガニスタンにおける平和への展望とその周辺地域の平和への意義-では、アフガニスタンの地勢的位置づけと多民族社会である特長から紛争が継続し、現地の人々による解決の必要性が、ハシュマット氏によって報告された。ハシュマット氏によると、6か国と国境を接し、天然資源を運ぶ経路として、中央アジア・南アジア・西アジアが交差するアフガニスタンは、理想的な安定はないという。そして、紛争解決のためには、アメリカを含め近隣諸国が干渉をやめ、現地による最小のアジェンダによる紛争解決が必要であると述べた。
質疑応答では、ハシュマット氏の報告に対し、参加者から、冷戦下でのアメリカ‐パキスタン間の軍事戦略のカシミール問題へ影響、SAARCの南アジアへの影響の有無、中国を含めた全体的な視点の必要性、地域の多様性を抱えるカシミールの代表者の問題、など多くの質問が出され、自由闊達な議論が行われた。
【参加人数】20名
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プロフィール
HN:
ピー助(Peace-Ke)
年齢:
14
HP:
性別:
男性
誕生日:
2010/04/01
職業:
平和構築
趣味:
連携融合
自己紹介:
〔ピー助〕朝の来ない闇はない。朝の来ない魚市場もない。
〔飼い主からの一言〕ハイペック(広島大学平和構築連携融合事業)は、広島大学の基本理念である「平和を希求する精神」を具体的に追及するため、オール・ヒロシマ体制で平和構築支援の研究を推進します。マスコットキャラクターの平和構築猫「ピー助(Peace-Ke)」ともども、なにとぞよろしくお願いいたします。
〔飼い主からの一言〕ハイペック(広島大学平和構築連携融合事業)は、広島大学の基本理念である「平和を希求する精神」を具体的に追及するため、オール・ヒロシマ体制で平和構築支援の研究を推進します。マスコットキャラクターの平和構築猫「ピー助(Peace-Ke)」ともども、なにとぞよろしくお願いいたします。
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