HRB - HiPeC Reseachers Blog
ヒロシマ大学発:平和構築連携融合事業の推進をめぐる事務局メンバーの日常
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第12回ハイペック平和構築懇談会が12月7日に開催されました。
■第12回HiPeC平和構築懇談会「和平枠組合意」後のミンダナオ和平を語る
【日時】2012年12月7日(金)10:00~11:30
【場所】広島大学大学院国際協力研究科 大会議室
【報告者】フィリピン・ミンダナオ代表団5名
【司会】関恒樹・IDEC准教授
【参加人数】18名
【概要】
まず、司会者のリクエストに応じ、ミンダナオ代表団から参加者に対しミンダナオ紛争の背景について説明があった。ミンダナオの歴史を振り返りつつ、モロ・イスラムが外国との協定を結びながら、七つのイスラム王国を確立していたことが説明された。フィリピンにおいて近代国家が形成されるずっと前に、独自の政治的アイデンティティと国家を確立したにもかかわらず、バンサモロ民衆は歴史的に搾取されてきた。このことが、過去数十年におよぶ自由と民族自決、そしてアイデンティティの承認を求める武装闘争を生み出す要因となった。現在、フィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)との間の枠組合意により彼らの闘争は終わりに近づこうとしている。バンサBangsaとは国民を意味し、モロMoroとは南部フィリピンに暮らす人々を指す。枠組合意は、このバンサモロという独自のアイデンティティを承認した。それはつまり、この地域で暮らす人々がフィリピン人Filipinoとして一括りにされないことを意味する。討論では、和平プロセスにおける女性の役割、将来のバンサモロにおける統治のあり方、マイノリティと先住民の権利、ムスリムとキリスト教徒との関係、バンサモロ民衆の間の一体性など参加者から様々な質問があった。政府とMILFが包括的な和平合意へと至ることを望んでいることが代表団から示された。和平合意は、バンサモロ民衆が彼ら自身による統治を行う権限を与えるはずである。また代表団は、バンサモロ政府が内閣制と世俗主義の理念に基づいてマイノリティと他の先住民の権利および地域の伝統を保護するという構想を示した。
■第12回HiPeC平和構築懇談会「和平枠組合意」後のミンダナオ和平を語る
【日時】2012年12月7日(金)10:00~11:30
【場所】広島大学大学院国際協力研究科 大会議室
【報告者】フィリピン・ミンダナオ代表団5名
【司会】関恒樹・IDEC准教授
【参加人数】18名
【概要】
まず、司会者のリクエストに応じ、ミンダナオ代表団から参加者に対しミンダナオ紛争の背景について説明があった。ミンダナオの歴史を振り返りつつ、モロ・イスラムが外国との協定を結びながら、七つのイスラム王国を確立していたことが説明された。フィリピンにおいて近代国家が形成されるずっと前に、独自の政治的アイデンティティと国家を確立したにもかかわらず、バンサモロ民衆は歴史的に搾取されてきた。このことが、過去数十年におよぶ自由と民族自決、そしてアイデンティティの承認を求める武装闘争を生み出す要因となった。現在、フィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)との間の枠組合意により彼らの闘争は終わりに近づこうとしている。バンサBangsaとは国民を意味し、モロMoroとは南部フィリピンに暮らす人々を指す。枠組合意は、このバンサモロという独自のアイデンティティを承認した。それはつまり、この地域で暮らす人々がフィリピン人Filipinoとして一括りにされないことを意味する。討論では、和平プロセスにおける女性の役割、将来のバンサモロにおける統治のあり方、マイノリティと先住民の権利、ムスリムとキリスト教徒との関係、バンサモロ民衆の間の一体性など参加者から様々な質問があった。政府とMILFが包括的な和平合意へと至ることを望んでいることが代表団から示された。和平合意は、バンサモロ民衆が彼ら自身による統治を行う権限を与えるはずである。また代表団は、バンサモロ政府が内閣制と世俗主義の理念に基づいてマイノリティと他の先住民の権利および地域の伝統を保護するという構想を示した。
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プロフィール
HN:
ピー助(Peace-Ke)
年齢:
13
HP:
性別:
男性
誕生日:
2010/04/01
職業:
平和構築
趣味:
連携融合
自己紹介:
〔ピー助〕朝の来ない闇はない。朝の来ない魚市場もない。
〔飼い主からの一言〕ハイペック(広島大学平和構築連携融合事業)は、広島大学の基本理念である「平和を希求する精神」を具体的に追及するため、オール・ヒロシマ体制で平和構築支援の研究を推進します。マスコットキャラクターの平和構築猫「ピー助(Peace-Ke)」ともども、なにとぞよろしくお願いいたします。
〔飼い主からの一言〕ハイペック(広島大学平和構築連携融合事業)は、広島大学の基本理念である「平和を希求する精神」を具体的に追及するため、オール・ヒロシマ体制で平和構築支援の研究を推進します。マスコットキャラクターの平和構築猫「ピー助(Peace-Ke)」ともども、なにとぞよろしくお願いいたします。
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